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2020.01.29

行事報告

1月26日(日) 「シングルマザーと子どものケアについて」セミナーを開催

講師は、NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ代表理事の正井禮子氏でした。

ひとり親の相談でも多い、離婚後の子どものケアについて、参加者一人一人の悩みに寄り添いながらお話してくださいました。

親のDV・モラハラ(長時間説教する、怒鳴る)などを見てきた子どもは、感情が出せなくなっています。

トラウマは、凍結した記憶とも言われていて、誰にも聞いてもらえなかった、悲しみや、怒りがそのままになっている状態です。

子どもの話をしっかり聞き、早期にケアする事が大切で、WACCAでは子どもの居場所づくり、学習支援などの取り組みをしています。安心して話せる大人、第三者のカウンセリングを受ける機会がもっとできることが望ましいと正井さん。

次に、表現できる言葉を育てること。

自分の気持ちを表現できないことを理解して、「あなたはどうしたいの?」「どうしてそう思うの?」と聞いてあげると、子どもは大切されると感じて、自尊心が育ちます。

また、DV家庭では自己決定を奪われている場合が多いので、自分で決めるということが大切です。

「子どもに『事柄』ばかり聞いていませんか? 子どもの「気持ち」を聞いたり伝える事が大事なんです。」とのお話に

皆さん、ハッとした表情になりました。

 

「悪い夫(DV、モラハラ)は、良い父親にはならない!」

「お母さんが、自分の離婚を肯定的に捉え、『あなたの事が大切なんだ』ということを伝えると子どもは自己尊重できるようになる。」

長年にわたりDV被害者の支援を続けてこられ、離婚後の子どもに寄り添う活動をされてきた正井さんの言葉は、一つ一つが胸にずーんと響きます。

 

子どもを守るために勇気を出して離婚したお母さん、離婚を悩んでいるお母さんにたくさんの勇気とエールを送っていただき、本当にありがとうございました!

 

参加者から寄せられた感想です。

「DV(モラハラ)を受けるのは自分だけだと思っていたけれど、他にも同じ悩みを経験してきた人たちがいて、それをシェアできて良かった」

「いろいろなお話を聞けて良かったです。シングルマザーということに引け目を感じず毎日楽しく生活していこうと思います。ありがとうございました。」

「子どもに本当のことを伝える事の重要さ、子どもの『気持ち』をちゃんと聞こうと思った。このような企画をしてもらい大変勉強になるし励まされました。」

「個別に話を聞いてもらい、対応も教えてもらえてよかった。このような場にどんどん参加して、今の環境をポジティブに捉えられるようにしたいと思った。」

「他の方の体験のお話や、正井さんのお話が聞けてよかったです。」 

 

WACCAの活動はこちらから
https://wacca-nagata.jimdo.com/

ウィメンズネット・こうべHP
http://wn-kobe.or.jp/  

 

 

次回は、2月23日(日)就活の印象を良くするメイクアップ講座です。

入学卒業式などイベントにも役立ちます。

セミナーちらしはこちらから

お申し込みフォームはこちらから
https://kobe-hitorioyashien.com/course-moushikomi

 

 

(あうん)