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2019.01.28

行事報告

ひとり親家庭の支援制度について

1月27日(日)「ひとり親家庭の支援制度について」のセミナーを開催しました。
講師は、垂水区役所こども家庭支援課こども福祉係長でした。
ひとり親の施策ごとに質問に応じながら分かりやすく説明していただきました。

 

 

参加者は18名で、支援について熱心に聞き、質問も活発に出されました。

質問1:児童手当と児童扶養手当の違い はなんですか?

回答1:児童手当は15歳までの児童を養育する父母等ほぼ全員が対象、児童扶養手当はひとり親家庭で18歳までの児童を養育している方に支給されます。

児童扶養手当は、所得制限があり(230万)、満額では月額42,280円~9,980円の一部支給となります。
所得は稼げるようになるにこしたことはないが、手厚い*福祉パスなどがあるので超えるなら大幅に超えてほしい!といった話しには大きくうなずかれてました。❗️

💡また、今年の10月からは2カ月に1回の支給になること、申請してから4カ月の期間があることに対してもより短くなるように見直ししているとの話がありました。

🚌福祉パス・・市バス、地下鉄、ポートライナー、六甲ライナーの無料乗車証(但し、児童扶養手当やひとり親当医療助成を受けている世帯(父子世帯を除く))

質問2:ひとり親自立支援教育訓練給付金はステップアップしたい、資格取得したいという場合に6割を給付しますとのことだが通信などどんな学校のものでもよいか?

回答2:ハローワークが指定している講座で、所得制限あり、要事前相談が必要です。

■高等職業訓練促進給付金事業として看護師、理学療法士など国家資格を目指す場合は、その期間働けないので月額10万円、課税世帯月額7万円が給付される。
追加で貸し付けもでき、就職準備金50万円は5年間働いたら返済しないでよい。通信でも可能。(給付要件あり、事前相談が必要)

質問3:🏠公営市営住宅に当選したとしても、学校が遠い場合、近くの民間の方がよいときは安い住宅はどう探したらよいか 。

回答3:ひとり親世帯家賃補助制度は月額15000円支給されるが、所得制限、引っ越しするとき公営住宅に落ちたなど条件がかなり厳しい。
一度スマイルネットに相談をしてみてください。

※どうしても生活に問題を抱えている場合は、母子生活支援施設 などの相談も受けています。

質問3:📒高等教育など子どもの教育費を借りる方法

回答3:貸付金があるが、審査が1カ月くらいかかる。大学の入学金の申し込みなど急ぐ場合は社会福祉協議会の教育支援資金はタイミングが早く利子がつきません。
母子、寡婦(子どもが20歳以上)ともに対象となります。

質問4:👶保育園に預けたいのだけど。

回答4:ひとり親であれば所得により保育料が減免されます。
また今年10月から3歳~5歳は無償、0歳~2歳も非課税世帯であれば無償に制度が変わります。
短期であれば、リフレッシュステイ もあります。

その他、高等教育の無償化や給付型の奨学金(住民税非課税世帯:支給型奨学金 年間35万円(自宅外通学80万)、 私立46万(自宅外通学)91万円の給付型の奨学金)
非課税にならない世帯でも段階的に給付がされるなどのことも知れました。

 

 

困っている方がいたら区役所に相談してくださいね。

神戸市ひとり親家庭のハンドブックについてはこちらから
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/41099/hitorioyaouen-handbook_2102.pdf

 

 

アンケートにだされた意見。
・児童扶養手当に関して、所得は限度額超えるんだったら大幅に超えてほしいというお話はその通りだと思った。
・10月から保育料が無料になるのは知っていたが、0~2歳は非課税世帯しか無料の対象にならないことは知らなかったです。
・支援制度、給付金制度が良くわかりました。
・いつも補助がある事を知り必要な用件がある事がよくわかりました
・ひとり親にとって子どもの高等教育は非常に頭の痛い問題で、給付型奨学金が今年度から具体的に支給されるのがよかったと思う。
・生活改善のための転職について、ひとり親はなかなか生活が変えられない。具体的な方法が分かっていないのでハロワークなどでの対応が一番大事。
・いろいろな補助があることを知り、またそのために必要な要件がある事がよくわかりました。

 

 

💛セミナー終了後は、ほっこり温かい飲み物をのみながら30分程度おはなし会をしました☕️
日頃の悩みや、ご自身の体験からの資格取得や仕事の参考になる話がでました。
背景はさまざまですが、シングルマザーとして日々奮闘している立場は一緒です。
よい交流の時間になりました😊

今後も、セミナー終了後にお話会をしたいと思います。

以上、骨子となる制度なので長文になってしまいました😅お読みいただきありがとうございました。

次回は、2月24日(日)
子育て講座「子供の気持ちに寄り添って」を開催します。