2019.07.11
7月7日(日)「令和元年度 近畿地区母子寡婦福祉研修大会」が開催されました
7月6日(日)「令和元年度 近畿地区母子寡婦福祉研修大会」が京都ホテルオークラにて開催されました。近畿各地区から約700名、神戸市からは約60名が参加しました。
◆全国統一活動テーマ
「つなごう人の輪、守ろう地域の輪」
◆ 母子に関するテーマ
「目指そう自立、活かそう支援策」
◆ 母子・寡婦に共通するテーマ
「未来へつなぐ、世代の輪」
◆ ひとり親家庭の子どもに関するテーマ
「すべての子どもに安心と希望を!」
この季節の京都らしい祇園祭・鷹山囃子かたによるオープニング演奏で始まりました。
開会式では主催地である京都市母子寡婦福祉連合会会長の挨拶はじめ来賓の京都市長の祝辞がありました。
厚生労働省子ども家庭局からは、ひとり親家庭に対する支援施策の行政説明がされました。
ひとり親の平均年収は200万円で、就労形態の正規雇用は44.2%と依然厳しい現状です。
児童扶養手当が今年8月以降、奇数月の支給になる点、ひとり親家庭の子育て支援、就業支援などの施策、またシンポジウムでは大学無償化法などの情報提供がありました。
研修討議では、各地区の代表6名の体験発表と討議がありました。
ひとり親として生きてきた中で、子どもの年代により様々な問題を解決した体験や前向きになるよう工夫して取り組んだこと、母子会に入会してよかったことなどが発表されました。
ご自身の体験から「おかんの井戸端会議.・mamaお助け和み隊」を運営されたり、里親になるなどの活動をされている方もいました。
それぞれの立場で深い共感を呼び、応援の拍手が送られました。
神戸市たちばな会からは佐々木 仁美さんが「たちばな会と出会って」をテーマに発表されました。
子どもが1歳4か月の時、夫を急性心臓病で亡くし、あまりの突然の出来事にショックと悲しみで受け入れ難い状況だったこと。インターネットで「神戸 市 母子 支援」で検索して神戸市のひとり親支援について知り、たちばな会に出会い、またファミリーサポート制度などのサポートにより大変な時期を乗り越えてきた体験を発表されました。
※詳しくは7月31日発行の広報誌「たちばなNo126」に掲載予定です。
ひとり親家庭の親と子どもが安心して夢や希望が持てるように、自立して安心して過ごせる社会になるよう今後も力を合わせて活動していきましょう。
ひとりで抱え込まないで、相談し、支援や制度を活用してください。
閉会式では、來年度の開催地である神戸市たちばな会・岡田操会長による閉会のことばで、5時間にわたる研修大会が閉幕しました。
交流会では、近畿各地区の参加者と情報交換をし、美味しい食事で良い交流の時間が持てました。
参加された皆さまお疲れさまでした。
■ 今年度の 神戸市の母子寡婦福祉大会(於:ピフレホール)は10月6日(日)に開催されます。
行事予定はこちらから→https://kobe-hitorioyashien.com/schedule
(あうん)