2019.05.26
5月26日(日)「スマホ、ネットとの付き合い方~大人、子どもそれぞれの立場から考える~」を開催しました。
講師は、一般社団法人ソーシャルメディア研究会チーフ技術指導員の竹内義博氏でした。
子どもたちがネット依存・ネットトラブルに巻き込まれないために、今のネットの特性と問題、ネットで起きている問題、対策など大変分かりやすく教えていただきました。
スマホはどんどん生活に入り込み、便利な機能も増え今やなくてはならないものになりつつあります。
先生が、Google翻訳ソフトを紹介し、あれよあれよという間に英語に翻訳される様子には、思わず歓声が上がりました。
低年齢化も進んでおり、年齢に応じた指導、ルール作りがますますますます重要になってきています。
子どもにとってはゲームはコミュニケーション、tiktok やスノーなど子ども達が好きなアプリの紹介もありました。
何それ?という方は、子どもさんに聞いてみましょう。
小学生が将来なりたい職業にユーチューバーが上位になるなど、親世代とは環境が変化しています。
どういうものが流行っているのか、「やってはだめ」ではなく親子のコミュニケーションのひとつとして興味を持つ、会話する、ゲームを一緒にしてみるということが大切です。
ただし使い方を間違うとトラブルに巻き込まれたり、悲しいを想いをします。
その具体例をたくさんあげて、分かりやすく教えていただきました。
■文字コミュニケーションはむずかしい
LINEを使っている方も多いと思います。
おとなと子どものLINEは違う。
おとなは「メール」、子どもは「会話」
言葉足らずでトラブルになることが多く注意が必要。
主語がない、「かわいくない」の「?」が抜けていたなどちょっとした表現で誤解をうみLINE外しやいじめに発展するケースがあります。
グループチャット などでは、それによって自殺するなど、痛ましい事件も起こっています。
その根底には、ちょっとした相手への思いやりの気持ちがあれば・・という事もあります。
■ステメ・・今日の気持ちなど一言書く。例えば「いつも自分勝手なんだよね」と書き込むと家族に対してなのか、教師なのか、友人なのか誰の事かわからないから憶測をよぶ。ステメいじめが発生。
■Twitterでのちょっとしたつぶやきも同様。前後のLINEのやり取りなど複雑に絡み合う。
■ネットで知り合った人は信用できない
女性になりすまして相談にのり「プライベートの写真や全裸の写真を送れ」と言ってくる。
性犯罪、その他の犯罪被害につながるケースがある。
■対策として
☆1.ルール作り(時間、知らない人に会いに行かないなど)
☆2.フィルタリング 時間制限
・ウェブの制限
・アプリの制限
☆3.時間制限のアプリを入れる。
★『子どもに「使うな」は限界、正しく怖がりかしこく使う! 』
時間だけ制限するのではない、スマホの危機やアプリの操作方法などが本質ではない。
決定的な特効薬があるわけではなく、日頃から声掛け(親子の会話)、現状を知る、子どもの世界の常識を理解する、困ったら相談することが大切だと感じました。
ネットトラブル相談窓口
・警察相談専用電話 #9110
・消費生活センター188(いやや)
・子どもの人権110番 0120-007-110(ゼロゼロみんなのひょくとおばん)
◆参加された方の感想より
「大変良かったです。参加してよかったです。スマホは分からないことが多く苦手だと思ってましたが、子供のためにフィルタリング等大切なことだと思いました。」
「一般的なことではなく、具体的な事例がありとても分かりやすかったです。ちょっとした勘違いから大変なことになることを知ることが大事だと思えた。いつ自分がその立場になるかもしれないという怖さ。」
「スマホやアプリetcいろんな話が楽しく聞けてよかったです。」
「スマホは使い方によっては、事件に巻き込まれるなど大変な事になるから気をつけないといけないと思いました。」
(あうん)
次回のセミナーは6月29日(土)
「幸せな人生を歩むためのレジリエンス~折れない心のつくり方~」
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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神戸市ひとり親家庭支援センター
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