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2018.11.01

行事報告

「女性の発達障害とDV被害 」

10月25日(木)、NPO法人 フェミニストカウンセリング神戸主催の、「発達障害があるDV被害女性の方への支援」についての公開講座に参加してきました。

講師の松本澄子さんは、 日本女性学研究会の会員、大阪府内の障害者相談支援センターの相談員として、 ジェンダーと発達障害を研究されています。
発達障害とDV被害は、どちらもが潜在化しやすい問題です。
DVの関係性は被害者を混乱させ、自尊心を削ぎ、多くの場合孤立させてしまいます。
発達障害のある女性がDV被害を受けると、両方の影響で心身へのダメージがより大きくなります。

発達障害の男女比は、男性の方多いとされていますが、女性は成人になって顕在化することが増えています。女子は男子に比して行動・情緒の問題は顕著ではなく、親や教師の要求に応えようとする意欲が強かったり、また我慢強いとされていたり、言語性のIQが高くて見つかりにくく気づかれにくいのが要因とされています。
そうやって見逃されていたものが、思春期など成長を機に、また就職や結婚、出産などを機に問題が増えて見えてきます。

しかし現状では、既存の支援への繋がり難さ、利用のしにくさなども重なり、被害が深刻化しています。
DV被害者と大人の女性の発達障害の特徴や知識や理解を深め、どう対応、支援していくのかということを今後も考えていきたいです。

厚労省HPより
発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。
ですが、発達障害はその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html

厚労省:発達障害の理解のために
https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html  

NPO法人 フェミニストカウンセリング神戸 のHPはこちらから
http://femi-c-kobe.com/

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(あうん)